【空手とテコンドーの違い】公式ルールの比較と戦い方の相違点 | GLINT
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【空手とテコンドーの違い】公式ルールの比較と戦い方の相違点

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同じルーツを持つアジアの打撃格闘技・武道である空手とテコンドーは、とても似ている部分がある反面、公式ルールの違いから戦い方に相違点も少なくありません。

フルコンタクト空手ジュニア県チャンピオンからテコンドーに転向し、ジュニア強化指定選手にもなってきたHayate選手(現東日本チャンピオン)が実際に取り組んできたフルコンタクト空手(JKJO)と五輪テコンドー(WTF)を対象に比較考察を行います。

なお、上記二種以外のフルコンタクト武道および、ポイント空手や型空手など他流派に関しては比較の対象とはしていませんので、誤解のないよう、よろしくご理解ください。

【Hayate選手監修ここから】

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■JKJOフルコンタクト空手とは

JKJOとは正式名称を「JKJO全日本空手審判機構」と言い、日本国内に数多くあるフルコンタクト空手の流派・組織団体間の交流を図るとともに、全国統一ルールでの選手権大会なども行っている機構です。

統一ルールのもと多くの流派・団体が参加した選抜大会(都道府県大会)・全日本ジュニア大会(高校生以下)・全日本空手道選手権大会(一般)などが行われ、国内のフルコンタクト空手大会としては最大規模の一角として知られています。

■WTFテコンドーとは

WTFとは正式名称を「世界テコンドー連盟」と言い、世界統一ルールのもとに数多くのフルコンタクトテコンドーの流派・団体が集い、IOCから五輪競技をとり行う「世界統一団体」として認められており、五輪のほかに世界選手権・大陸選手権(一般・U21・U17・U15)などを主催しています。

日本国内ではAJTA(日本テコンドー協会)が傘下団体として、県大会・東西日本大会・全日本選手権(一般・高校生・中学生・小学生・幼年)を開催しています。

■JKJOフルコンタクト空手とWTFテコンドーのルールの違い

JKJOフルコンタクト空手とWTFテコンドーの公式ルール比較表が以下のものです。

なお、フルコンタクト空手ではジュニアと一般でルールが異なりますが、テコンドーでは幼年~一般まで同一ルールです。

WTFテコンドー JKJOジュニア JKJO一般
上段蹴り あり あり あり
連続攻撃 あり なし なし
中段蹴り あり あり あり
下段蹴り なし あり あり
上段突き なし なし なし
中段突き あり あり あり
連続攻撃 なし あり あり
上段ひざ なし なし あり
中段ひざ なし あり あり
KO制度 あり あり あり
一本制度 なし あり あり
技あり制度 なし あり あり
ポイント あり なし なし
ラウンド 3R 1R 1R
頭部防具 あり あり なし
顔面防具 なし あり なし
拳部防具 あり あり なし
足部防具 あり あり なし
胴体防具 あり なし なし

●上段蹴りの相違点

上段蹴りはフルコンタクト空手・テコンドーともに有効ですが、フルコンタクト空手では後頭部への攻撃が禁止されているのに対し、テコンドーでは後頭部への攻撃が許可されています。

また、フルコンタクト空手では有効な上段蹴りが入った場合「技あり」となり、試合が中断されますが、テコンドーでは相手がダウンするまで上段への連続攻撃が許可されています。

●中段蹴りの相違点

フルコンタクト空手では背面への攻撃が禁止されていますが、テコンドーでは脊柱を除く背面への攻撃が許可されています。

●下段蹴りの相違点

フルコンタクト空手では大腿部・下腿部への攻撃が許可されていますが、テコンドーでは禁止されています。

●ひざ蹴りの相違点

フルコンタクト空手ではジュニアは中段のみ、一般は上段も許可されていますが、テコンドーでは禁止されています。

●中段突きの相違点

フルコンタクト空手では連続の中段突きが有効ですが、テコンドーでは連続の中段突きは有効打とはみなされません(禁止はされていない)。

●一本制度の相違点

フルコンタクト空手では相手がダウンする有効打があれば「一本」として勝敗が決まりますが、テコンドーでは10カウント以内に立てば試合が続行されます。

●技あり制度の相違点

フルコンタクト空手では有効な攻撃が決まった場合「技あり」として試合が中断され、技あり二回で一本勝ちになりますが、テコンドーでは相手がダウンするまで試合が続行されます。

●ポイント制の相違点

フルコンタクト空手にはポイントはありませんが、テコンドーには以下のようなポイントがあります。

上段回転蹴り:4ポイント

上段蹴り:3ポイント

中段回転蹴り:3ポイント

中段蹴り:2ポイント

中段突き:1ポイント

なお、テコンドーでは全ラウンド終了時のポイントによって勝敗が決まります。

●ラウンドの相違点

フルコンタクト空手は3分1ラウンドで行われますが、テコンドーは3分3ラウンドで行われます。

※地方大会やオープン大会では短縮される場合もあります。

●防具の相違点

フルコンタクト空手では一般は防具なし、ジュニアでは頭部・顔面・拳・足に防具を装着します。

テコンドーでは頭部・胴体・拳・足に防具を装着し、頭部・胴体の防具には電子センサーが内蔵され、同じく電子センサーが内蔵された足防具による一定の打撃圧力(性別・階級別に圧力値が異なる)が入ると自動的にポイントが加算されます。

■JKJOフルコンタクト空手とWTFテコンドーの戦い方の違い

●突き・ひざ・下段主体の接近戦中心のフルコンタクト空手

フルコンタクト空手では、打撃距離の短い連続突き・ひざ蹴り・下段蹴りが有効ですので、これらを主体にした接近戦から、相手を下がらせて上段蹴りを決める戦い方が主流です。

●離れた距離でカウンター主体のテコンドー

テコンドーではひざ蹴り・下段蹴りといった打撃距離の短い技が禁止されていますので、離れた間合いの戦い方になり、相手の攻撃に合わせてカウンター打撃でポイントをとっていく戦い方が主流です。

【Hayate選手監修ここまで】

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戦績:2015JOC全日本ジュニア選手権準優勝・2017東日本選手権優勝など

■実際に両者が戦った場合の記録

よくある疑問に「空手とテコンドーが戦ったらどうなる?」というものがありますが、そもそも、ルールや選手一人一人の競技特性が違いますので、それを論ずるのは不毛であると考えています。

しかしながら、五輪出場を目指しフルコンタクト空手のチャンピオンクラスの選手が続々とテコンドーに進出してきており、テコンドー全日本選手権(ジュニア・一般)ではテコンドー家と空手家の対戦も少なくありません。

その対戦結果はまちまちで、よりルールに適応した選手や個人の資質が高い選手が勝利しています。

Hayate選手は小学2年生でのフルコンタクト空手県大会優勝後、JOCの五輪競技選手育成事業によりテコンドーに転向しました。

父親の立場である筆者は、息子が幼年期からお世話になったフルコンタクト空手を辞めさせること…

また、我が家は少なくとも200年前までは記録がある武家の家系(上岡弁之丞)ですので、他国の国技を行うことに若干の躊躇もありましたが、国際グローバル化の時代には世界競技を目指すほうが良いであろうと判断し、息子をテコンドーに転向させました。

そのような経緯でしたが、地方レベルとは言えジュニアチャンピオンの転向ですので、周囲からは様々な意見もいただき、小学5~6年生の期間はテコンドーのジュニア強化指定選手として、関西~東海地区のフルコンタクト空手オープン大会に「ご恩返し」の意味も込めテコンドー選手として(テコンドー着で)出場し続けました。

その記録が、上の動画の1分すぎから2分すぎまでに収められています。

テコンドー選手がフルコンタクト空手の試合に出場するケースは少ないと思われますので、ジュニアの試合ではありますが、是非ご参照ください。

両競技のますますの発展と、今後の有意義な交流などを祈念しまして、本記事を終えたいと思います。

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