【胸部筋肉の名称と作用】胸腕筋群の全筋肉を解説

胸部には大胸筋に代表される大きな筋肉と、小胸筋や前鋸筋などの比較的知られた筋肉以外にも数多くのインナーマッスルがあります。それらの名称と構造、そして作用について詳しく解説します。

■全ての胸部筋肉の一覧

胸部には以下の筋肉群とそれぞれに属する筋肉があります。

●胸腕筋(musculi thoracobarachiales)

胸腕筋群は胸部筋肉のなかでも胸郭外側面にある筋肉の総称で、以下の筋肉があります。

・大胸筋(musculus pectoralis major)

大胸筋は筋トレの対象としても有名な筋肉で、上腕を斜め上方から斜め下方にかけて押し出す作用があります。

・小胸筋(musculus pectoralis minor)

小胸筋は大胸筋外側深層にある筋肉で、肩甲骨外側を下方に引き下げる作用のほか、第3~第5肋骨を引き上げる作用もあります。

・前鋸筋(musculus serratus anterior)

前鋸筋は肩甲骨から大胸筋外側の肋骨沿いに位置する筋肉で、肩甲骨を前外方に引く作用のほかに、肩甲骨固定時には肋骨を引き上げる作用もあります。パンチ力に影響する筋肉であることから「ボクサー筋」の通称があります。

・鎖骨下筋(musculus subclavius)

鎖骨下筋は鎖骨下面に位置する筋肉で、鎖骨を前下方に引き下げる作用があります。

●胸壁筋(musculi thoracis)

胸壁筋群は胸壁内側面と肋間隙に位置する筋肉の総称です。

・外肋間筋(musculi intercostales externi)

外肋間筋は胸壁肋間隙に位置しており、肋骨を引き上げる作用があります。

・内肋間筋(musculi intercostales interni)

内肋間筋は胸壁肋間隙に位置しており、肋骨を引き下げる作用があります。

・肋下筋(musculi subcostales)

肋下筋は内肋間筋の後方に位置しており、呼吸の動きに関わる作用があります。

・長肋骨挙筋(musculi levatores costarum longi)

長肋骨挙筋は外肋間筋の背方に位置しており、肋骨を引き上げる作用があります。

・短肋骨挙筋(musculi levatores costarum breves)

短肋骨挙筋は外肋間筋の背方に位置しており、肋骨を引き上げる作用があります。

・胸横筋(musculus transversus thoracis)

胸横筋は胸郭前壁内面に位置しており、肋骨を引き下げる作用があります。

●横隔膜(diaphragma)

横隔膜は胸腔と腹腔を隔てる筋板で、呼吸運動に深く関わっています。

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